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Q & A 行政書士って何?法律家なの? はい。誤解が多いようですが、行政書士は弁護士と同じ 「法律家」です。一般的には法律家といえば弁護士が有名ですが、 それでは行政書士と弁護士では一体何が違うのでしょう? 実は、行政書士と弁護士では、その受け持つ守備範囲が違うのです。 弁護士が主に「トラブルを裁判で解決する」法律家であるのに対して、 行政書士は「トラブルを書類で解決する」法律家と言って良いでしょう。 言い方を変えると、弁護士は実際に『法廷で闘う』ことも視野に 入れた場合に最適な専門家であり、行政書士は『法廷闘争を予防 して円満に解決する』ことを主眼にした場合に最適な専門家と言える かもしれません。 つまり、「法律のことならどんな場合でも弁護士が一番!」というわけ ではないのです。 ちなみに、欧米では弁護士は事務弁護士と法廷弁護士に大別されて おり、日本の行政書士は、このうちの事務弁護士に該当すると思って 頂いて良いと思います。 事務弁護士
法廷弁護士
※lawyer(ロイヤー)は、これらの法律家の一般的名称であり総称。 イギリスでlawyer(ロイヤー)と言う場合、主にソリシターのことを指す。 この表に記載したように、行政書士は普通、法廷には立ちませんが、 「相談に応じること」は行政書士法と言う法律の中に明記されている、 まさしく行政書士の本業中の本業であり、中心業務なのです。 また、下のイラストのように、法廷で争わなければならないほどこじれた 事案、すなわち、原則、弁護士でなければ対応できない法律上のトラブル の数は実は少数で、大部分の法律問題は弁護士でなければ対応できない というわけではなく、行政書士≒事務弁護士でも充分対応が可能なもの がほとんどなのです。 「出来れば裁判は避けたいし、費用もあまりかけたくないな・・・」 「本当は会社に残りたい・・・」 「やっぱり、できることなら別れたくないよ・・・。」 「ギクシャクしたけど、あくまで話し合いで円満解決したい・・・」 このような方が、法律に関するアドバイスを必要とする時は、いきなり弁護士 に相談するよりも、まずは行政書士にご相談されることをお勧めします。 あえて下世話な言葉を使えば、引くに引けないところまでトラブルが泥沼化 している、またはそうなる可能性が高い場合は弁護士が、そうではなくて 「ちょっと聞いてみたい」のようなプチ法律相談的な相談を希望されている 場合は、費用的な面から言っても行政書士の方が、あなたのニーズに合う かもしれません。 わかりやすいたとえをすると、弁護士は「一生に一度行くかどうか分からない 銀座の高級すし屋」、対して行政書士は「行こうと思えばいつでもいける、 値段の割には充分美味しい明朗会計の回転すし屋」みたいなものかも しれません。 ケース・バイ・ケースで使い分けられたら良いのではないでしょうか? |